眠ることで記憶を定着させることができるという実験結果について|BGMとBGA

前項では「脳疲労の回復」こそが、記憶力アップには大切とお伝えしましたが、今度は、睡眠そのものを使った記憶術をご紹介しましょう。

 

ある睡眠による心理療法を研究している教授がこのような説を唱えています。「寝入りばなや、朝の目覚めの前の「うとうとしている状態」を「半睡眠状態」といいます。

 

この半睡眠時というのは、ちょうど私たちが催眠術にかけられたときと似た心理状態です。

 

こうした自然の眠りによって、一種の暗示効果が生まれるわけなのですが、そこで注目なのは・・・この半睡眠時に聞いた暗示言葉は、本人の意思とは無関係に効果を発揮する点にあるということです」

 

この状態を目いっぱい活用して記憶に役立てる方法が、心理トリックを使った記憶術です

 

体の特性を利用して記憶する、努力の要らない記憶術

 

半睡眠時というのは、記憶の宝庫とも言うべき、潜在意識が活発に働き、物事を覚えたり、記憶するのに、最も理想的な状態といえます。

 

そこで、この状態を利用して、語学や歴史の年号、公式などの暗記物に、「睡眠学習」は多くの効果をもたらしているというのです。

 

我々が目覚めている状態では、他人の声に気をとられたり、雑念がわいたりして、なかなか勉強に集中できないことがありますが、この点、この睡眠学習は、「半睡眠時」を利用することによって誰でも意識的な努力をせずに記憶を潜在意識に定着させることができるそうです。

 

また、教授の研究によると、本人が意識しなくても、暗示が覚醒後に効果を表すのは、暗示(記憶する内容)が大脳内に定着するからだ、ということがわかっているそうです。

 

この方法で習得するのにおすすめなのは、英語です。

 

私も実際、眠る前に、字幕版の映画や、海外ドラマを流しておき、自然に耳にすることによって英語が覚えられないだろうかと試みてみました。

 

結果、1ヶ月頃には、ヒアリングにかけては成長をとげ、今まで聞き取れなかった語句などがわかるようになりました!

 

あまり意識をせずに使用するものを覚えること、主に語学力を磨くためにこの勉強方法は有効なのではないかと思います。

 

「完徹」より、朝早く起きて勉強する方が効率のよい理由

 

心理学者K.Mダレンバックと、J.Gジェンキンスの有名な実験にこういったものがあるんです。

 

深夜、ある10個の無意味な語句を覚えさせた後、睡眠を取らせる。

その後、1、2、4、8時間後に被験者を起こし、無意味な語句をどれだけ覚えていたかテストをした。

 

別に、同じ実験を、今度は「日中」に行なった。

 

つまり、

一回目の実験と、二回目の実験との差は「記憶後に寝たか寝ないか」の違いだけです。

 

この結果、興味深いものが見つかったんです。

 

学習してすぐに睡眠した場合は、最初の二時間でほぼ5割忘れるが、その後ほとんど忘れることがなかったという結果。

 

8時間後のテストも、5割の結果に落ち着いた。

 

次に、眠らずにいた場合、つまり日中に行なった実験は、記憶は減少しつづけ、8時間後には9割近くも忘れてしまう・・・と結果だったのです。

 

結論!徹夜も良いが、完徹は避けたほうが無難です

 

8時間後の結果を見ると、やはり睡眠をとったほうは、忘却率が低い数字を出していることがわかりますよね。

 

これは、睡眠中の忘却が少ないのは、他の精神活動による「妨害(干渉)」が少ないためという判断がされたそうです。

 

つまり、目覚めていれば、どんなに静かな部屋にいたところで、外部から様々な刺激が五感を通じて脳内に入ってくる。

 

これらの刺激に基づく心的な活動が、前に蓄積された記憶を抑え込んでしまうというのです。これを心理学では「抑制効果」と名づけられています。

 

前述の心理学者の実験から言えば、学習のあと、それを忘れないためには眠ってしまった方がよりよい結果を上げることができるということなのですね。

 

つまり、忘却を防ぐためには、徹夜も良いが完徹は避けたほうが良い!ということなのです。

 

 

記憶力は五感を使って高める~聴覚編~BGMはこの曲で!

 

ヴィヴァルディ:フルート・ソナタ、ラヴェル ボレロ
ベートーヴェン:ロマンス・ト長調、エリーゼのために
クライスラー:美しきロスマリン、バッハ バッサカリア・ト長調

 

音楽が人間の心理の及ぼす影響には絶大なものがあり、音楽を精神治療に利用する「音楽療法」なるものが、成果をあげているの、その一つです。

 

気分転換や単純な記憶にはリズム感のある音楽が効果的で、ワルツや、ディスコ音楽などの舞踏音楽は、心を「快」の状態におくことにつながるんです。

 

また、注意を集中するためには、フルートや弦楽器のそろなどのソフトなメロディーに変えてみるのが効率的なんだとか。

 

その、音楽を使った暗示学習方法、高速学習法、これは、ブルガリアで開発された外国語学習方法が基本になっているのですが、これには5つの条件があります。
1.オーソリティ(権威)があること
2.幼児のような素直な心をもつこと
3.ふさわしい雰囲気を演出すること
4.魅了するように印象付けること
5.おんがくによって 右脳を刺激すること
私たちの集中力を邪魔する不安や興奮、心配事、孤独感、あせりなどといったマイナス要因を克服するといった勉強方法ですが、非常に大きな効果をあげているのだそうです。

 

モーツァルトやベートーベン、ビバルディなどによるバロック音楽を主として聴きながら瞑想学習を行なえば、普段は有害な情報が侵入しないように働いている「抗暗示障害」の壁が取り払われるという効果があり、そしてそのときのリズミカルなテンポにのせて、大脳の機能をフルに活用すれば、語学学習での記憶力は著しく高まると、注目を集めているんですって。

 

記憶力は五感を使って高める~嗅覚編~BGAはこの香りで!

 

ローズマリー:大脳辺縁系の海馬という記憶の座に働きかけるということが解明された香り。記憶力・集中力アップの香りとして珍重されている
バジル:気分を高め、頭をすっきりとさせてくれる。集中力を高めてくれ、頭をクリアーに
ミント:元気つける香りで、リフレッシュ効果が抜群!集中力を高めてくれ、頭脳を刺激
レモン:心の疲れを癒してくれ、リフレッシュ効果、集中力を高めるにも最適 。

 

BGAとは、私の造語です(/ω\)

バックグラウンドアロマの略ですが、嗅覚は、五感のうち一番素早く、ダイレクトに大脳に信号を送ることができるという特徴があり、この特徴を活かして記憶力・集中力を高める環境を作ることができます。

 

事実、ハーブの香りで嗅覚を刺激し、そのまま脳を記憶するモードに切り替えることで、驚くほど勉強がはかどったという声も多数寄せられており、香りはまさに救世主的存在とも言えるでしょう。

 

ほどよいBGMを聴きながら、頭を記憶するモードにスイッチを切り替えるのは、香りは最適なアイテムです。どれか一つでもお部屋に置いておくと、心強いお供になること間違いなしです♪(著・アロマセラピー辞典より)