中級編 香水を上手にまとってみましょう

下の表でまとめたのは、あらゆるフレグランスの基本ともいえる代表的な香りのニュアンスばかり。すでに、この時点で人それぞれの好みが大きく分かれてくるでしょう。フローラル一つ取ってもここからさらに「フレッシュフローラル」、「ライトフローラル」、「フローラルアルデヒド」など、ニュアンスは様々に分岐して行くのです。自分好みの香りを見つけるに一番手っ取り早いのは、まずこれら大まかなカテゴリーの中から一つを選び出し、さらにその同系の香りをあれこれ試してみること。より好みに近づくポイントは一つでも多くの香水に触れてみることですよ。

フローラル 最も古くあるタイプがこれ。天然の花の香りをモチーフしたもの。たった一種類から数種をブーケ(花束)にしたものまで様々。
グリーン 若々しく爽やかなニュアンスの、天然の緑の香り。ぱっと気持ちをアップさせる、そんなアロマティックな効果も期待できる。
シプレ オーク(樫の木)につく特殊な苔のノートをベースにした、朝もやの森林のイメージ。心を深い沈静へと導くすがすがしいピュアさが魅力
オリエンタル 東洋の神秘性、ミステリアスさを湛えた香り。お香に使われる白檀(びゃくだん)やお茶の葉、官能的な動物香料などがよく使われる。
フゼア 19世紀末にウビガン社が発表した名香「フジュール・ロワイヤル」に由来。メンズ物に多い、木の葉を思わせる軽く爽やかな香り
シトラス オレンジベースのはじけるようなニュアンスが魅力的。甘酸っぱく若々しい、オーデコロンに最も多く見られるタイプのノートがこれ。

香りを試してみるときのコツ

初級編1では「香りは時間を追うごとに3段階に表情を変化させる」と述べたとおり、肌につけた瞬間にぱっと立ち上がり、15分もすると消えてしまうトップノートは刺激が強く、揮発性の高いアルコール分も蒸発して、あまり鼻を近づけると一瞬で鼻が麻痺してしまいます。

試す際「ムエット」 と呼ばれる「香り紙」を使うことがベストですが、、用意されていない場合は手首などにつける。その際は20cmほど鼻先から離してチェックするように心がけてください。

また香りはミドルノートが主題であることもお忘れなく!15分ほど待って再度チェックすることが理想的です。調香師の主張が感じられると思いますヨ!

香りを身につけるときの場所

体臭をごまかすために「わき」につける人がいますが、あまりおすすめできません。香水は消臭といった作用を持たないため、ごまかすことは可能かもしれませんが、香りを綺麗にまとうためにはタブーです。

では正しい場所は・・・基本的には「脈を打つところ」と覚えておくと良いと思います。上半身、首筋が一番無難な場所だと思います。また、直接太陽にあたる場所につけると、しみの原因となりやすいので、耳の後ろなど直射日光があたらない場所もおすすめしています。腰やお腹なんてご意見も・・・

無難なところで手首などが一般的かと思います。最初に手首にスプレーし、そのまま首筋や耳の後ろにつけたりと。普段は上半身だけにつけると良いと思いますが、下半身につけることが好きな人もいます。下半身では、ふくらはぎの後ろや、ふとももの内腿など。夜の香水に向いていると思われます。また、正しい場所につけていても、決してつけすぎないことが重要です!あくまでも「ほんのり香る」程度を目指しましょう!

<番外編>香水は直接肌につけることが一般的と思われがちですが、肌が弱い人やアルコールに抵抗がある人はコットンや、ハンカチに香りをつけて持ち歩くことをおすすめします。またコットンに香水をしみこませたものを下着たんすに入れてほのかに香るような使い方も大人の女性らしくセクシーな香りの使い方としておすすめです!!

失敗しない香りのつけかた・使い方

つけるタイミングは時間を逆算して決めましょう。香水は時間の経過によってトップノート、ミドルノート、ラストノートと表情が変わります。そこで目的によってその香水のどの表情にクライマックスを持っていくかを考え、タイミングよくつけます。ショッピングならトップノートでもOKですから、出かける直前でもかまいません。観劇や音楽鑑賞は出かける1時間前ぐらいに。食事の場合は香りがなじむように最低2~3時間前にはつけるようにしたいもの。ちなみにかおるこさん☆どっとこむでお届けしている「夜恋アロマ」は夕方にトップノートの柑橘系、食事時には落ち着いたミドルノートを香り、食後はエキゾチックでセクシーなラストノートが香るよう作られています。特に大切なデートの前には一度香りの演出をリハーサルしておくこともおすすめです!

過ぎたるは及ばざるがごとし!香水のつけすぎは単なる悪臭でしかありません。「ほのかに香る」を目標にしてください。また香りは一般的に少量を多くの部位につけると香りが固まらず、ほのかに香り、もちもよくなるといわれています。また濃度の濃い順番から、香水は点で、トワレは線で、コロンは面でつけるとGOODです!

一日のシーン別、TPO別に香りを着替えることもおすすめです。オフィスや学校へ出かける朝には爽やかな柑橘系やグリーン系。デートのときには、昼間なら優しく女性らしいフローラル系、夜はもう少し大人っぽいシプレー系、エキゾチックなオリエンタル系。パーティなどにはドレスに合わせて女性らしいローズやスパイシーな香りで冒険をして見るのも楽しいかもしれませんね!

愛用の香りは一つに決めるべからず?

某フレグランスサイトの「香水裁判」で有罪!を言い渡されるのはいつも決まって香りをぷんぷんさせるタイプ。過ぎたるは及ばざるがごとし。こういう人は特定の香りに鼻が慣れっこになってしまって自分では分からなくなっていることが多いんです。そうならないためにも愛用の香りを一つに限定しないことが大切です。理由は簡単です。同じノートを毎日つけるとやがて鼻は麻痺し、ついつけすぎになってしまいがちだからです。いつもつけるうち、まるで空気のよう、そこにあるけれど無いように錯覚してしまうそう。出かけるTPOに合わせて香りを選ぶのも洋服を選ぶのと同じ。香りを一つに限定しないことが香水の達人の近道かも!?