アロマを健康に

女性ホルモンについての嘘・本当

2014年2月16日

Q1.メリハリボディで、お肌もピカピカ♪女性ホルモンが多いから?

これは「エストロゲン」という女性ホルモンが関係してきます。

これは卵胞から分泌されるホルモンで、子宮や膣、乳房に働きかけ妊娠しやすい体を作ります。

この「エストロゲン」が豊かなバストやヒップなど、丸みのあるラインをつくります。

また、ボディラインには「男性ホルモン」も関わってきます。

男性だけにしか分泌されないと思われがちですが、女性でもわずかに分泌され、筋肉を作る働きをしています。

女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが取れてはじめてメリハリのあるボディラインが作れるわけです。

一方肌の美しさの鍵を握るのは女性ホルモンです。「エストロゲン」は肌の新陳代謝にも関係します。

肌の張りを保ち、コラーゲンの再生能力を高める働きもあり、美肌つくりには欠かせません。

Q2.女性ホルモンが多いと、もてるって本当?

特に女性ホルモンから性フェロモンが出るわけでもありませんが、女性ホルモンが分泌される視床下部は、情動もつかさどっています。

ですので、女性ホルモンの分泌が盛んな女性は感情が豊かだからこそ態度にメリハリがありますし、視床下部が不活発で無愛想な女性より、男心を引くような気がします。

また、女性ホルモンは美容ホルモンでもあるので、分泌がスムーズな人のほうが魅力的ということも言えます

Q3.ホルモンで、性格や気分が変わるって本当?

女性ホルモン、男性ホルモンの分泌で性格は変わってきます。

男性ホルモンの分泌が多い人は攻撃的になりますし、逆に女性ホルモンが多い人は穏やかな人が多いようです。

また、ホルモンバランスは気分も左右します。

「エストロゲン」には気分を明るくする働きがあるため、分泌が多い排卵前には気分もハイに。

「プロゲステロン」と言うホルモンが増える月経前はイライラしたり、怒りっぽくなりがちです。

このホルモンには情緒を乱す働きがあるようで、マタニティーブルーも「プロゲステロン」が増えるためではないかと言われています。

Q4.恋をすると女の子は綺麗になるって言うけれど、これってホルモン?

恋をした時にだけ出る特別なホルモン・・・というものは存在するわけではありませんが、恋をするとホルモンバランスが整い、そのおかげで綺麗になると言うことは実際にあるそうです。

まず、恋をすると「ドーパミン」とか「セロトニン」といった脳内伝達物質がたくさんでます。

その分泌が増えると気持ちがウキウキしたり感情が豊かになるのです。この脳内伝達物質が増えると、表情も明るくなります。

「ドーパミン」は幸福感を感じさせ、「セロトニン」は気持ちを明るくさせる働きがあるから、恋愛中にはいつもより笑顔が増え、当然魅力的に映るわけなのですね。

そして感情が豊かになると、情動をつかさどる視床下部も活発に働きはじめます。

この視床下部は女性ホルモンの分泌をつかさどる中枢でもあるから、ここが活性化すれば女性ホルモンの分泌もスムーズになってきます。

この女性ホルモン「エストロゲン」は美容ホルモンでもありますから、そうすると肌のハリや輝きも変わってくるし、ボディラインにも少なからず影響します。

だから恋をすると女性がぐんと綺麗になると言われる由縁なのですね。

Q5.セックスする気が最近起きない・・・これってホルモンバランス?

これはホルモンバランスのせいとばかり言えません。

そもそも人間の性欲はホルモンにあまり左右されないもの。

アンケートによると女性が最も性欲を感じるのは月経前や月経中が多いそうで、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌がピークになる排卵時期に一番性欲が強まると言うわけではないそうです。

これは、人間の場合性欲はホルモンより頭で感じるからなのだそう。

特に女性の場合は愛するパートナーがあってこそのセックスと考える傾向が強いので、仕事などが忙しく、セックスに意識が向かいない場合もあるのでしょう。

Q6.ホルモンバランスが乱れているか心配・・・どうすればわかる?

女性の場合ホルモンバランスの乱れが一番顕著に出やすいのは「月経周期」です。

だからおすすめなのは基礎体温をつけること。またそれと一緒に体調もメモしておくとベストです。

月経周期のいつごろ調子が悪いかなどの情報を知ることができますし、ホルモンの乱れのせいと思っていた症状が不摂生のせいだったということも。

基礎体温をつけて周期ががたがた、体温の変化がおかしいなどの問題点があれば、婦人科を受診しましょう!

また、女性ホルモンのバランスがわかれば他の病気予防にもなるのです。

というのも、体のバランスを壊すときは生命の維持に関わらないところからダメージを受けるもので、まず生殖に関わる女性ホルモン、次が新陳代謝などにっかわる甲状腺ホルモン、生命の維持に必要なインシュリンの以上で起こる糖尿病はそのあとです。

つまり、女性ホルモンのトラブルのときに気づけば、病気を防ぐ効果もあると言うわけです。

Q7.ダイエットして痩せたら、生理が止まった・・・これってホルモン?

3ヶ月以上月経がないことを、無月経といいます。

ダイエットが引き金でこの無月経になる人はおおいんですって。

女性ホルモン「エストロゲン」は体脂肪の中に蓄えられるため、体脂肪が減ると女性ホルモンも減り、無月経に。

また食欲を我慢することにより無月経につながることもあります。

ホルモン分泌をつかさどる視床下部は食欲中枢でもアリ、「食べたい」とい視床下部の欲求を抑えつきすぎると、視床下部にダメージが。こうなると視床下部のほうの機能もくるい、女性ホルモンを分泌する命令系統も乱れ、月経が止まることも。

ダイエットで無月経になったケースでは体重が戻れば再開することもありますが、これは症状が軽い場合。月経が止まってから時間が経つほど症状は進むので、できるだけ早く婦人科へ相談することをおすすめします

Q8.女性ホルモンの分泌が少ないと、生理がなくなる他に何かある?

「子供が欲しいわけじゃないから月経なんてうっとおしいだけだし、なければないでラッキー」なんていうひとも中にはいますが、月経がない、つまり女性ホルモンの分泌が少ない状態は女性にとっては大問題!まず美容上のダメージが大きい。

女性ホルモン「エストロゲン」などは月経を起こし妊娠を可能にする役割のほか、美容ホルモンとしての役割も大きいのだ。

これが乱れてくるとボディラインが崩れてきたり、肌のはりがなくなるなどの問題が出てきます。

また、女性ホルモンの分泌が減っていると言うことはつまり閉経したのと同じ状態でもあるわけです。

だから本来なら閉経以降に起こるはずの更年期障害と同じ症状が出てきます。めまいやイライラ、疲れなどの不定愁訴のほか、骨がもろくなって骨折しやすくなる骨粗鬆症のリスクも高まる。

女性ホルモンには骨を保護する働きがあるのですが、その分泌が減ることで骨の代謝のバランスが崩れて、もろくなってしまうんです。

さらに、今は「子供が欲しくない」と思っていても、いつか心から愛する人が出てきて、産みたくなったとき「そのとき婦人科に行って生理を再開すればいい」と思うかもしれませんが、長期間無月経のままだと卵巣が繊維化し、排卵を起こそうにも、卵子を成熟させられなくってしまうんです。

その時後悔してももう手遅れ。くれぐれも女性ホルモンのバランスも乱れを侮らないで!

Q9.ストレスでホルモンバランスが乱れるって、どうして?

人間関係や仕事の悩みなどのストレスはホルモンバランスを乱す大きな原因になりますね。

これはストレスで自律神経の働きが乱れるせいなんです。ホルモン分泌をつかさどる視床下部は自律神経をコントロールする部分でもある。

だからストレスによって自律神経の働きがくるうとホルモン分泌のバランスも崩れてしまうわけです。

女性の場合ストレスが原因でホルモンバランスが乱れ、月経サイクルがくるったり、無月経になることも。糖尿病などホルモン異常の病気も、ストレスが引き金になることもあります。

地震なのどの天災がきっかけで無月経になる人も。心と体が強いストレスを受けたことで月経が止まってしまうわけです。

ホルモンの乱れの原因がストレスと考えられるのであれば、規則正しい生活やリラックスを心がけ、自律神経の働きを整えましょう。

そんな時、アロマテラピーもおすすめです。視床下部は五感の中枢でもあるので、香りを楽しむことによって視床下部の働きも整える効果をもっています。

そのほか、呼吸法や入浴など自分が心地よいと感じる方法なら何でもOKです(^-^)

Q10.ホルモンバランスは正すことができますか?自分でもできますか?

病院へ行くほどでもないけれど、「ホルモンバランスの乱れが原因かな?」と気になる肌荒れ、月経不順、むくみなど、そんなときは自分でホルモンバランスを整えましょう

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