アロマを健康に

香りで女性ホルモンのバランスを取り戻す方法と、食生活のおすすめ

2014年2月16日

こんにちは、かおるこです。

女性ホルモンは、一生のうちに分泌される量は、たったスプーン1杯分と言われています。

こんな微量なものに、心身の健康を左右されてしまう、女性に生まれたからの宿命のようなものです。

もちろん、トラブルなく閉経を迎えられる方も多いですが、生理痛や子宮疾患、PMSなどでパートナーとの喧嘩が絶えなかったり、ほんと、女性ホルモンってややこしい。

けれど、ちゃんと知って、対応することができれば、いつまでも若々しくいられたり、骨を強くしてくれるなどの健康効果もあるので、ここでは女性ホルモンとの正しいお付き合いをご紹介してゆきたいと思います。

香りで女性ホルモンのバランスを整える方法

ある種の漢方薬などには植物由来の女性ホルモンが含まれており、更年期障害等の治療に使われ、効果をあげています。

アロマテラピーで使用する精油にも例外ではなく、植物由来の女性ホルモンが含まれているものがあり、クラリセージなどがその代表です。

クラリセージの注目される成分は鎮静作用を持つ「酢酸リナリル」と女性ホルモン様作用がある「スクラレオール」で更年期症状や月経困難症、稀発月経の治療に有効とされています。

他にも婦人科に効果的な精油は多く存在し、香りを楽しみながら治療することが可能で、副作用もほとんどなく安心です。

かおるこの個人的な体験談ですが、高校生のときの無理なダイエットがきっかけで(一年で10キロぐらい痩せた)月経不順が長年続き、仕事のストレスなどで一時期は無月経になったことも。

しかし、アロマテラピーを仕事にしたときから自分の体で一番効果を感じることが出来たものが、月経不順に関してでした。

自然と毎月生理があり、生理前のイライラや不快感が和らぎ、前後を快適に過ごすことが出来たことです。

その時に使用していたのは、ゼラニウム。リラックス効果もありますし、私の中でのゼラニウムの印象は「調整」だったので、ホルモンバランスを整えるためには最適だと思っていたからです。

ただ、とても不思議なことに、大好きなゼラニウムの香りも、排卵日前後に、どうしても不快に感じ、どこか焦げた香り成分を受け取ることが多くなり、その時期だけは使用しないようにしていましたが、身体には、必要な時に必要な香りを求める本能が、ちゃんと備わっているんだなと実感する出来事でもありました。

何度も繰り返しているかもしれませんが、「この香り、なんだか好き!」といった直感を一番大切にして、香りを選んでみてくださいね。

 

 

 

食生活で整える、女性ホルモンに関わる食品を知ろう

食事も女性ホルモンの分泌バランスを整えるのに、とても大切です。下にホルモン分泌を整えると言われている食物をピックアップしますので、参考にしながら、自分の体に優しい食物を心がけましょうね☆

ビタミンE 血行を促し、ホルモン分泌の状態を整える効果が。アーモンドやナッツ類、鰻やタラコなどに豊富
ビタミンC ストレスへの抵抗力を増す。ストレス性の月経不順などの人に。野菜や果物に含まれる
ビタミンB1 脳の神経の働きを正常にし、ストレスへの抵抗力アップ。鰻や豚ひれ肉、カレイ、大豆など。
カルシウム 不安定な気持ちを静める。ヨーグルト、豆腐、がんもどき、小松菜、干しえびなどを積極的に。
マグネシウム 月経前のむくみを防ぐ働きが。アーモンドなどのナッツ類、干しひじき、納豆などに。
ビタミンB6 エストロゲンの代謝に欠かせない栄養素。まぐろ、さんま、鮭、いわし、バナナなどに。
EPA、DHA 血行を促し、ホルモン分泌が活発に。はまち、いわし、さば、さんまなどの魚介類に豊富。
イソフラボン 女性ホルモンと似た働きをする成分。きな粉、納豆、豆腐、みそなどの大豆製品に含まれる。

≪体験談≫

特に生理不順がひどかった25歳の女性。若年性更年期障害ではないかと心配されていましたが、おすすめの香りをご紹介し、食生活の改善に関しても上記の食品をおすすめしました。

彼女は乳製品や納豆を食べ続け、エレベーターではなく、階段を利用するなどの努力を続けたそうです。すると、測定によって、なんと骨密度も以前より若返った結果が!以前の健康診断で骨年齢が50歳だったものが30歳まで若返り、肌の調子も良くなったそう。

そう、彼女が食べ続けてきた納豆には大豆イソフラボンが豊富。

これがエストロゲンとよく似た作用を持っているので、特に生理不順に効果があったのではと考えられます。 納豆菌には、イソフラボンの表面についている糖を取り除く働きがあるので、その吸収がいっそう良くなるのです。 女性ホルモンバランスの乱れを見逃さず、 素早い対処を心がけるようにしましょう!

骨盤を整えるストレッチもおすすめです。月経痛がひどい方に・・・

骨盤は本来動きのあるもので、生理が始まるときには開き、終わると閉じるんです。また一日の間でも寝ているときは開き、目覚めると閉じるというリズムを繰り返しているもの。この動きがなく、骨盤が固まると卵巣からのホルモン分泌が乱れます。体操で骨盤の動きを助けてあげましょう!

骨盤を開く体操・閉める体操

1.あお向けになり、左脚を胸に引き寄せる。
2.右手でひざを、左手で足の甲をつかむ。
3.ゆっくり息を吐きながらひざを内側に、足首を外側に向けるように力を入れる。
反対の脚も同様にこれを毎朝寝起きにおこなう。

就寝時は逆に骨盤を開く体操を。

上の体操の(3.)の反対で、ひざを外側に、足首を内側に向けるように力を入れる

また、夜マッサージをする際にひざのおさらをマッサージして見てください。ひざの関節は腰椎と関わる部分で、ここが硬いと骨盤もこわばり、ホルモン分泌の妨げに。両手でひざのおさらを包むように持ち、優しくマッサージ。思いついたときに一日何度でもOK。

ホルモンバランスの乱れ・・・婦人科の病院では、こう治療する!!

「生理不順です」と相談しにいくと、まずは基礎体温をチェックすることをおすすめされます。これで、実際にホルモンが乱れているのかどうかを調べます。

月経周期の乱れもわかるし、体温の変化で排卵の有無もわかる。

ただ、基礎体温だけではどのホルモンが不足しているのか、また過剰なのかなどの細かな情報はわからないため、血液検査もあわせておこなわれます。女性ホルモンの分泌以上のほか、女性に多い甲状腺ホルモンの異常なども血液検査で調べらたりもします。

主な治療としては、食生活を改善したり、ストレスコントロールに対して、生活リズムを整えるなどの生活療法を指導され、様子をみましょうということもありますし、

軽度の無月経の場合は、漢方薬が処方されることも。

ただエストロゲンのレベルが下がっている重度の無月経は、足りないホルモンを服用、または注射で補ったり、排卵を起こすための排卵誘発剤を使うことも。

閉経や早発閉経による更年期障害に関しては、低用量ピルなど女性ホルモンを補う治療法があるので、まずは恥ずかしがらずに、ちゃんと相談できるお医者さんを探すこと。

婦人科のお医者さんは、将来必ずと言っていいほどお世話になるので、生理不順のタイミングで、3つほどの病院を渡り歩いて、相性の良い病院を探しておくことも、個人的にはおすすめです!

女性ホルモンの分泌には質の良い眠りが大切です

どのホルモン活動にも、睡眠は大変重要で、女性ホルモンはノンレム睡眠時に分泌されるそうですから、深い眠りは大変重要です。

また女性ホルモンだけではなく、成長ホルモンも分泌が盛んになるので、ダイエットしている女性にも睡眠はとっても大切です。

夜ぐっすりとねむるためには、お風呂を入るタイミングや、ブルーライトが出ているスマホを使わないようにすること、様々な工夫で、コントロールすることは可能です。

「質の良い睡眠の取り方」こちらのコラムも、ぜひ参考にしてみてください。

 

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